「LES BAUX」お洒落カフェでハンバーグを


いま、カフェは地方が熱い(と個人的に思う)。
スローライフの流行もあって、田舎暮らしをしながら
その土地に根付いたカフェをやろうという人も増えていて。

そういう店は、都内の短命のカフェと違って
何十年も、この土地で愛されていきたいというスタンスがとてもいい。
そして、そんなお店には必ず素敵な人がいるものだ。

群馬は赤城山に向かう途中にある「LES BAUX」(レボゥ)。
こんなところにこんなハイセンスな空間が!と驚くロケーション。


天井が高く、ガラス張りの開放的な空間は
シンプルな中にモダン家具が配されていて、大人の雰囲気。

この空間で楽しめるのが、種類豊富なハンバーグ!!
国名を冠したハンバーグが10種類。
メニュー表はこんな感じ。これも手作りだそうだが、実に写真の使い方が上手。

ワイン風味キノコソースの「シャスールソース」が一番人気で
ホワイトソース&パプリカ風味の「ハンガリー風」
カレークリームソース&トマトの「マドラス風」
さらには、ハンバーグを半熟卵でくるんと包んだ「オムレツ風」
ハンバーグを丸ごと揚げてしまった「フライドハンバーグ」
などなど。

どれも思わず食べてみたくなる衝動にかられる。
パティは、牛肉を店で挽くところから作るというこだわり。

写真は、「マドラス風」と「フライドハンバーグ」。
撮り忘れたけど、もちろん「シャスール風」もいただきました。

「シャスール風」は、白ワインで煮込んだデミグラスソースがベースなので
通常のデミよりもさっぱりと食べやすい。
「フライドハンバーグ」は、いわゆるメンチカツのような感じ。
厚みが3cm以上もあって、かなりガツンと胃にきます。でもお肉はジューシーながらあっさり。
そこにとろりととろけるチーズ。この組み合わせは嫌いな人はいないでしょう。
チーズの味も濃厚で、おいしい。

ハンバーグのパティは200g。
ご飯もしっかり量があって「量が少ないカフェ飯」というイメージを覆す。

夜は「ワインマリアージュ」というセットがあって
グラスワインまたはスープ
前菜(キッシュロレーヌなど2種から1品)
メイン(お好きなハンバーグ、白身魚のソテーなどから1品)
パンかライス
デザート
ドリンク

これで1980円。
ハンバーグも単品と同じサイズ。このセット、かなりお得です!



他にも、自家製パンのサンドイッチやデザートもおいしくて。
どれも手づくり感のある味が、ほっとする。
オーナーのお母様特製のベシャメルソースで仕込む、グラタンもおいしそうだった!

何より魅力的だったのは、オーナー原澤さんの人柄。
ほんとに笑顔が素晴らしい!どんな人もなごます空気の持ち主。
飲食店ってオーナーの人柄もとっても大事だけど(特にカフェのような業態では)
原澤さんに会いに来るお客さんも多いんだろうなあ~としみじみ。

そして、とても年相応には見えない若さ!
あとでお母様煮お会いして納得でした…お母様もすんごい若い。

原澤さんは「自分と同年代の人がくつろげる大人のカフェ」を作りたかったそうで
「おばあちゃんがここでお茶を飲んでいたら、かっこいいような店」を目指しているそう。
確かに、ここにおばあちゃんが集まっていたら、かなりかっこいい。

「70歳になっても、カフェをやっていたい」と語る笑顔がとても素敵でした。
なかなか遠いですが、ぜひまたお邪魔したい店のひとつです。

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LES BAUX(レ・ボゥ)
□住所/群馬県勢多郡富士見村小暮2444-4
□TEL/027-288-3171
□営業時間/11時30分~22時(21時LO)
□定休日/月曜日・月末火曜日

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